2010年07月07日

ドルが幅広く下落、リスク選好の動きで=NY市場

[ニューヨーク 6日 ロイター] 6日のニューヨーク外国為替市場では、
ドルが幅広く下落した。

豪中銀がアジアと国内経済について楽観的な見方を示したことで、
リスク許容度が高まった。くりっく365比較

 米供給管理協会(ISM)が発表した6月の非製造業総合指数がさえない内容となったことも、
ドルの圧迫要因となった。fx比較

 豪中銀は5日予想通り政策金利を4.5%に据え置き、経済見通しについてハト派的な見解を示した。
これが投資家に安心感を与え、リスク選好の動きが広がった。 

 終盤取引ではユーロが0.7%高の1.2621ドルに上昇し、
オプションの壁である1.26ドルを突破した。CFD
対ポンドでも一時2週間ぶり高値をつけ、83.41ペンスまで上昇した。

 豪ドルは1.3%高の0.8502米ドル。

 ドルは6月のISM非製造業総合指数の発表を受けて対円・ユーロでも下落した。

 fxソリューションズのチーフマーケットアナリスト、ジョセフ・トレビサニ氏は
「米経済の減速は本物。統計はまだリセッションを示してはいないが、心配な雰囲気だ。
ドルは下落が続くだろう」と述べた。fx比較 

 ドルは対円で0.3%安。ユーロもISM非製造業総合指数の発表を受けて上値を伸ばした。
ただアナリストは、ユーロへの警戒感を示している。

 フォレックス・ドットコムのブライアン・ドーラン氏は
「ユーロ圏の銀行間金利は依然として高止まりしている」と指摘した。
  


Posted by ぐーち at 08:54

2010年07月01日

ドル88円半ば、海外市場での下げが一服

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円
正午現在   88.54/58  1.2213/15  108.15/20
午前9時現在 88.60/63  1.2183/86  107.93/98
NY17時現在 88.51/55  1.2182/86  107.96/98
 [東京 30日 ロイター] 
正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同じ
88円半ばで推移している。
海外市場での下げが一服し、午前の取引を通じて88円半ばをはさんだもみあいが続いた。
月末の仲値は売り買いがかみあって大きな動きにはつながらず、米10年債利回りの低下を受けて
ドル/円の売り地合いにはあるものの、ポジションがショートに傾いた投機筋は一段の売り込みには慎重だった。

 きょうは月末と五・十日が重なり、仲値での実需の動きに注目が集まった。
「事前にはドル不足のうわさも流れたが、実際には若干の余剰になったようだ。
売り買いがかみあって値動きにはつながらなかった」(国内金融機関)という。
 海外市場ではリスク回避の動きが先行、米10年債利回りの低下もあって
ドル/円は88.29円と約2カ月ぶりの安値をつけた。

アジア時間に入っても、海外株安を引き継いだ日経平均や上海総合指数が軟調で、
米10年債利回りの気配も2.93%付近まで切り下がるなど、
金融市場のリスク回避地合いに変化はなかった。
しかし、ドル/円は下げ渋った。
「88円付近にはリアルマネーの買いや上値でショートを振った向きの買い戻しが入っているようだ」
(セントラル短資fx執行役員、武田明久氏)、「値ごろ感から輸入企業の買い興味があるようだ。
それがドル/円を下支えている」(邦銀)などの声が聞かれた。
一方で「投機筋のポジションはショートに傾いている」(大手銀行)ため
一段のショート積み増しには慎重だった。fx比較
 「きのうからの取引をみていると、材料とはいえないものにも反応してドルを売ってきた感がある。
ショート筋の間にはドルが下がりきらないことに警戒感も出てきており、
88円後半にはストップロスがみえている」(国内金融機関)との声も上がった。

 ただ、ドル/円に下げ止まり感が出ているわけではない。
米10年債利回りが下げ止まらないほか、欧州の混乱も続いている。
「ソブリンリスクによる下げからユーロが十分に戻らないうちに、
ストレステストを織り込む流れに入ってしまった」(大手銀行)との声も聞かれ、
リスク回避の動きには歯止めがかかっていないという。CFD比較
また、海外勢にとっては半期末にあたるため、期末のフローも警戒されている。
 
<欧州銀行間金利上昇がユーロ圧迫>
 市場では「欧州の銀行間金利の上昇でスペインなど欧州の金融機関の資金繰りに対する懸念が出ている」
(国内金融機関)との声が多い。ユーロ特徴
 欧州中央銀行(ECB)による1年物オペ(4420億ユーロ)の期限を7月1日に控え、
3カ月物ユ ーロLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が2009年10月以来、
3カ月物EURIBORは09年9月以来の高水準になった。fx比較
 銀行間金利が上昇するなか、スペインのサルガド経済・財務相は欧州中央銀行(ECB)が
スペインの銀行の資金調達の必要性について認識すべきとの見解を示した。
スペイン、ポルトガル、ギリシャなどソブリン債問題を抱える国々は過去数カ月にわたり、
民間の貸し渋りを受けてECBへの資金依存を強めた。
それでもECBは、金融政策の正常化に向けて1年物オペを終了する構えを崩していない。
 一方、ECB理事会メンバーであるノワイエ仏中銀総裁はヨーロッパ1ラジオに対し
「ECBとユーロシステムは、流動性を確保するため、必要な対策を講じる」と発言。
一部の銀行が「苦しむ」可能性はあるとした上で、「ECBは問題が起きないよう、確実な対策をとる」と述べた。
市場では、ECBが1年物オペの借り換えのため30日実施する3カ月物オペなどを見守り、
1年物オペの期日通過後に銀行間金利が落ち着くかどうかを見極めたいとの声が多い。
  


Posted by ぐーち at 01:18

2010年06月27日

ロイター個人投資家調査

欧州金融危機や円高を背景に、個人投資家の投資マインドが慎重化している。
ロイターがまとめた6月個人投資家調査では、日本株への投資スタンスを示す
ロイター個人投資家DI(「強気」の割合から「弱気」の割合を引いて算出)は
マイナス44で、2カ月連続で悪化した。

 今夏の参院選で投票したい政党を聞いたところ、
「民主党」は42.3%(前回26.2%)となり、
菅直人政権への期待感から3カ月ぶりの首位となった。

第3極として注目を集めている「みんなの党」は24.5%(前回34.8%)と
2位へ後退した。現状の閉塞(へいそく)感を打破するために最も必要な政策は景気浮揚策、
次いでデフレ脱却だった。

 調査は、ロイター.CO.JPの個人投資家向けメールマガジン購読者である
全国の個人投資家を対象に実施し、887人(男性93%、女性7%)が回答した。
年齢層は20代が3%、30代が13%、40代が20%、50代が22%、
60代が27%、70代以上が14%。調査期間は6月7─10日。
この間、日経平均は9400円割れとなり年初来安値をつける場面があった。
 
 <参院選で投票したい1位に「民主党」、菅内閣に期待感>
 参院選で投票したい政党を聞いたところ、「民主党」の人気が前月から
16ポイントの急回復となり、首位を奪回した。首相交代による人心一新を背景に
「庶民宰相、菅直人氏に期待する」(70代以上男性)、
「菅首相は薬害エイズの時から評価している」(60代男性)として、
新首相への期待感が広がっている。鳩山・小沢の2トップが退陣したことで
「クリーンで前向きと思われる人たちが閣僚になった」(60代男性)、
「小沢色が薄れた」(40代女性)という点に対する期待値が高い。

政策面では「新政権で事業仕分けの進展がどこまでできるか見極めたい」(60代男性)
「民主党には行財政改革を期待」(50代男性)といった声が出ていた。
 2位の「みんなの党」は10ポイント低下したが、
回答者からは「真の公務員改革ができそうだ」(50代男性)として一貫した改革路線や
「現実的な政策で清新なイメージ」(60代男性)が引き続き評価されている。
3位の「自民党」は14.9%で引き続き低迷しているが「人材、経験が豊富」(50代男性)
として長年の実績を評価する声が出ている。

ただ、「自民党は分裂を重ねて弱体化しており、
このままでは日本の2大政党制の壊滅につながる」(70代以上男性)と
懸念を示す向きもあった。
 現状の閉塞(へいそく)感を打破するために行って欲しい政策については、
1位が「景気浮揚」で39.1%、次いで「デフレ脱却」が10.6%、
「法人税引き下げ」が9.7%、「政治とカネの問題に決着」が8.8%、
「円高を阻止する為替介入の実施」が7.0%、「消費税の引き上げ」が6.2%、
「財政支出の拡大」が1.1%の順となった。「その他」を選んだ向きからは、
公務員制度改革や法人税の引き下げとセットの投資減税などが挙げられていた。

 <個人投資家DIは悪化> 
 日本株への投資スタンスを示すロイター個人投資家DIは、レバレッジ比較
マイナス44に悪化した。くりっく365比較
素材や建設・不動産をはじめ全ての業種でDIが前月から低下した。

 「弱気」と答えた投資家からは「欧州のソブリンリスクを初めとした経済への悪影響がユーロ特徴
当分続く」(60代男性)、「欧州のソブリンリスクが円高と輸出減を招いている」(40代男性)として、
欧州問題の影響が長期化するのではないかと懸念する声が出ていた。
輸出依存度が高く外部環境に左右されやすい状況では
「外需頼みの構造が定着し、内需が貧困層の拡大で伸びない」(60代男性)、
「企業業績と株価がリンクしていない」(40代男性)、アメリカドル特徴
「デフレで経済が成長しない」(50代男性)として閉塞感が指摘されているほか、
「中国のバブル崩壊懸念」(70代以上男性)なども挙げられていた。
一方で「強気」と答えた回答者からは「菅首相や新興国の成長に期待する」(60代男性)、
「財政再建・増税派といわれる菅氏が首相になり、海外の機関投資家に一定の評価をされ
るのではないか」(30代男性)との声が出ていた。 スイスフラン特徴

 「現在、投資したい/投資資金を増やしたい株」(複数回答)では、
割安株の人気が上昇した。cfd

「現在、投資しようとしている/投資金額を増やそうとしている金融商品」(複数回答)では、
預貯金や国債、外貨預金などの人気が若干高まる一方で、内外の株式の人気は低下した。

現在、外為証拠金取引(fx)をしているか、もしくは将来やりたいと思っているか」との質問には
30%が「はい」、70%が「いいえ」と回答。「はい」との回答は前月から2ポイント上昇した。

 *ロイター.CO.JPの個人投資家向けメールマガジン購読者は35歳以上の男性が多く、
平均年収は約800万円。半数以上が1千万円以上の金融資産を保有している。
 今回の回答者の金融資産残高(除く不動産)別構成をみると、500万円未満が23%、
500─999万円が20%、1000─1999万円が20%、2000─2999万円が13%、
3000─4999万円が12%、5000─9999万円が8%、1億円以上が4%だった。
  


Posted by ぐーち at 03:07
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